#1 増え続ける領域侵犯

毎日のように繰り返される、日本国領域への他国からの不法侵入。今回は領海侵犯を主として、その現状について見ていこう。

そもそも領海侵犯って?

海は大きく「領海」「排他的経済水域」「公海」に分類される。

領海 低潮線から12海里。
排他的経済水域(EEZ) 低潮線から200海里。
公海 排他的経済水域、領海若しくは内水又はいずれの群島国の群島水域にも含まれない海洋のすべて。

そして、沿岸国の主権領海に及ぶ。つまり、他国は勝手に領海に侵入して好き勝手できないということだ。

「領海は勝手に通航してはいけないのか?」と思う方もいるだろうが、全ての船舶は無害通航権を有しているため、通航は可能だ。

無害通航というのは、沿岸国の平和、秩序または安全を害しない継続的かつ迅速な通航をいう。

では、無害通行に関してもう少し考えていこう。

このような場合は無害通行と言えるだろうか。

『外国の公船が日本の漁船を追い回した

無論、これは明らかな違反行為であり無害通航では全くない。即ち領海侵犯だ。(これは実際に起きたことであり、昨年12月に中国公船が日本の漁船を追い回したと報告されている。)

しかしこれは氷山の一角に過ぎず、中国は連日のように日本への領海侵犯を繰り返すなど日本への挑発的な行動を取り続けている。

出典:海上保安庁HP

これは海上保安庁が発表している、「尖閣諸島周辺海域における中国公船等の動向と我が国の対処」のデータだ。これを見れば、月ごとの一時的な増減はあれど、一定した審判が繰り返されていることが一目瞭然だろう。

領海侵犯だけでなく、接続水域内確認隻数を見ると、著しく増加傾向にあることも分かる。

やはり、中国は意図的に挑発的な行動を取っている事がこの侵犯数を見ても分かるだろう。

なぜ中国は挑発的な行動を取り続けるのか?

ここまでして中国が挑発的な行動を取る理由、それは中国の領域拡大だ。

まずは尖閣諸島、次に沖縄九州日本、さらには太平洋の獲得までを視野に入れていると言われている。

一度尖閣諸島を取られてしまえば、シナリオに沿って、日本が悲劇の道を辿ることになるのは目に見えている。

だからこそ、我が国は今こそ自国の防衛を特化する必要がある、ということが理解できるのではないだろうか。

さて、ここでようやく、ほとんどの人が本特集のテーマを掴めただろう。

日本を守ろう

#1では、まず領海侵犯の現状を解説し、中国の視野についても少し触れた。

次回、#2では更に「日本の危うさ」について深く探っていく。我が国のすぐ真隣に危険が迫っているということを忘れずに、自国民の一人として危機感を持って読んで欲しいと思う。


編集・デザイン/「〔特集〕日本を守ろう」制作チーム




JASMINE編集部