【観察眼第二回】追い求めている無限は空想

なぜ今日があるのか。
なぜ明日も生きるのか。
そしてなぜ終わりを迎えるのか。

されば、何の為に生きるのか。何の為に働くのか。
爪痕を残したいのか。果たしてその爪痕にあなたはいるのか。

人生は悪足掻きする為の時間なのか。
死刑を執行される前の食事の時間と同じなのか。

ふと人生というものを客観視するならば、これほど無意味なことがあるだろうかと思うほどの無力感に苛まれる。

人々はみんなそれを理解した上で割り切っているのか。割り切れるものなのか。永遠の水平線に自ら波動を人工的に齎して、味付けをしているのか。

しかし、それは海水を飲むが如くの無駄の極み、虚構という名の廃墟だろう。

きっとそうだろう。死ぬべくして生まれるのだ。始発駅があれば、終着駅がある。
レールに乗ってもいいし、乗らなくてもいい。いずれにせよ、必ず終わりが来る。

始まった瞬間に、私たちは死を覚悟する。

だが注意したい。息苦しい現代社会を生きて死ぬのか。はたまた別の人生を歩むのか。

では、伸びやかに生きたら幸せか。そうでもない。伸びやかも何も無いのだ。

墓場の中で暮らすのだ。奇しくも、息をしているだけだ。

Σ

Pythonとジャスミンを創りました。好きな言葉は「知崇礼卑」です。