【コラム】「いつ書くか?」2021年09月25日 25回

色々試してみた結果、毎日続けるのが、いちばん楽なのかもしれないなと思った。

日刊ジャスミンを毎日配信する上で、その原稿をどう書くか模索していた。例えば、一日に1週間分をまとめて書いてしまえば効率的なのでは!?とか。毎日2本以上書けば、いずれ膨大な量なストックが溜まってハワイ旅行しても怒られないぐらいの休みが出来るのでは!?とか。(いやいや、そもそもこれは好きで書いているものだから休みとか関係ないじゃないか。でも、やはり毎日届けるという自分に課したルールは少々大変である。そのぶん、それが達成できていると嬉しい)とにかくどれが一番「効率的」であるかを基準に比較してみた結果、一番良いのは「毎日一本書くこと」だった。

どの方法が自分に最適かは当然人によって違うが、この「毎日続ける」という方法はそんなに珍しいことではない気がする。最近、『〆切本』という本を読んだのだが、これが結構面白くて、文豪達が〆切に追われる様子やその言い訳をまとめたもので、別に作家じゃなくても、〆切に追われたりしてヒヤヒヤしたり気分が滅入ったりした経験のある人は「分かるぅ!」と共感できる内容になっている。それで、話を戻すと、この本に夏目漱石の話があり、そこで非常に共感した言葉があったので紹介する。

「新聞の小説は毎日一回づゝ書く。書き溜めて置くと、どうもよく出来ぬ。矢張一日一回で筆を止めて、あとは明日まで頭を休めて置いた方が、よく出来さうに思ふ。一気呵成と云ふやうな書き方はしない。」

文豪でも小説作家でもない私も、首がもげるほどに頷いた。今まで、文章を書く際に、一気呵成な書き方をすることがあった。その時、非常に安っぽい文章になったなという印象を受けた。言い換えるならば、中身のない文章。(今もそうかもしれないが)そんな文章を届けるのは失礼にあたると反省した。もちろん、びっちり書くから中身があるとか、文字数が少ないから薄いとかじゃなくて、文章との向き合い方の問題だと思う。とりあえず完成させるため、ではなく、これをお伝えしたいという強い気持ちのもとに文を書いてまとめる。それが密度の高い文章を生むんだろうなと思う。

あれ、なんか文章の中身について話してしまったが、本題はいつ書くか?という話だった。それは繰り返しになるが、「毎日一本」だと思う。毎日続けるのは波を作らないため、やる気があるないではなく、毎日書くものだからという習慣が自分にとっての、書くことに対してのハードルを大きく下げる。一日に一本というのは、一極集中するため。複数書いてもいいが、それぞれの品質が下がるのであれば、良いものを一本だけ書けば良いと思う。

まだまだ稚拙な文ではあるが、自由闊達に書いていこうと思う。

良い一日を。

Σ

Pythonとジャスミンを創りました。好きな言葉は「知崇礼卑」です。