【コラム】「悩み多き入浴剤」2021年12月04日 42回

◆4種類の入浴剤が入った箱からいつも一つ取り出して風呂に放り込むのだが、これがまた悩ましい。そう、どれを選ぶかだ。

◆店に行ったついでに「そういえば入浴剤でも買おうかな」なんて思って売り場に行くと、いい香りがぷんぷんとして勝手にテンションが上がるのは子供から大人まで一緒だろう。いろんな香りが充満し、いろんなパッケージが積まれている。私の場合は、大体4種類ぐらいの固形入浴剤が入った箱を買うのだが、粉派や一種類のみの固形入浴剤を買うという人もいるだろう。でも、私はどうしてもバラエティー豊かな複数種入った箱を買ってしまうのだ。「〇〇特集、△△のやすらぎ」といった謳い文句に翻弄されてしまう。

◆家に帰る。そしてしばらくして念願の時間が来た。箱を開ける、またもや香りが広がる。整然と並んだ入浴剤に心が躍る。最初は、何となくリラックスしたいからこれにしよう、とすぐに決めて風呂に放り込めるのだが、2日目、3日目と進んでいくと、整然と並んでいた入浴剤が徐々に崩れていくと同時に、もはや昨日、一昨日何を使ったかという記憶が入浴剤の泡のようにシュワシュワと消えていってしまって、自分が保とうしていた入浴剤ローテーション、きっちりバランスよく完璧に使い切るという目標がガラガラガラと崩れてしまうのだ。そうなれば、もう毎回の如くどれを使おう悩む。もはや丁寧なローテーションなど存在しない。全てフィーリングに任せて、適当にセレクトしてしようとするが、でも赤い入浴剤ばっかり残ってるしなぁ、なんて考えていたら風呂の湯も冷めてしまった。

◆そこで名案を思いついた。最初から整然としている状態を崩して、目を閉じた状態で入浴剤を取り出せばいいじゃないかと。こうすれば、毎回悩まずに算術的確率上は均等に使い切ることができる。早速今日からやろうと思う。

◆一種類とか粉だったらこんなに悩まなくて済んだのかな、とも思ったりするが、なんやかんやで悩むのも楽しいかもしれない。

■頭を使ったから、今日は「森のやすらぎ」にしましょうか。

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Pythonとジャスミンを創りました。好きな言葉は「知崇礼卑」です。