【コラム】「月間カレンダーより日めくりカレンダーが好き」2021年12月13日 51回

◆月間カレンダーより日めくりカレンダーが好き。さらに言えば週間カレンダーより日めくりカレンダーが好き。だって明日がある保証なんてどこにもないから。月間カレンダーは今日という一日が30個ほど整然とコピーされていて、それを見てしまったら今生きていることの特別感がガクンと減る。どうせ明日やればいいし、と思ってしまってやるべきことを先延ばししたりする。スティーブ・ジョブズが毎朝鏡に映る自分に向かって、「今日が人生最後の日だとして、今やっていることは本当にやりたいことか?」と問うたように、一日一日を大事にしなければならない。明日も今日と何ら変わらない光景に見えるかもしれないが、昨日と今日、今日と明日は必ず違う。だいたいの人は誕生日を一年毎に祝うと思うが、別に毎日祝ったって良いと思う。ケーキを毎日食べたら色々と良くないことがあるかもしれないが、それぐらい日々を大事にした方がいいなということだ。

◆人間は「差」がないと飽きてしまう生き物で、久しぶりに美味しい食べ物を食べればほっぺたがとろけてしまうほどに感動するが、それを毎日続ければ差が無くなって飽きてくる。今日と明日の差は確かに小さいし、それよりだったら一年後の今日と比べた方が違いがハッキリ出て楽しいのはよく分かる。見た目が変わったり、環境が変わったり、使う物が変わったり、人柄まで変わっているかもしれないように、とにかく変化が大きいから。でも、もし一日一日を大事にできたら?──1年は365日だから、1年に1回しか楽しめなかったものが、365回楽しめるようになる。それができるようになったら生活がすごく充実する気がする。

◆そこで、どうやって差を生み出すかというと、「意識すること」だと思う。自分が見る景色はすぐには大きく変わらないが、僕たちの意識や考え方は一瞬してビッグな変化を生むことができる。何を意識すればいいのかというと、「今日という日」だ。先述したスティーブ・ジョブズをまねても良いと思うし、僕のように日めくりカレンダーをめくってじっくり今日の日付を眺めても良いと思う。あるいは、手帳や日記などに自分の考えていることを書き出してみたりして、とにかく無意識に見過ごしていたものを意識というフィールドに引っ張ってくる。そして、一番大事なのがやっぱり「感謝」だ。今日を感謝する。僕たちはいつ今を失うかわからない状態で生きている。だからこそ今日も失わずに過ごせているということに感謝する。そうすればきっと、今日という日はみんなにとって特別な日になるはずだ。

■もし嫌なことがあっても、それはそれで特別なー日だ。

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Pythonとジャスミンを創りました。好きな言葉は「知崇礼卑」です。