【コラム】「冬至と恋しさ」2021年12月22日 60回

◆今日は冬至だ。一年で日が一番短くなる日だ。思えば最近は暗くなるのがほんとに早いよなぁと何度も感じた。おかしいな、去年も一昨年も経験したはずなのに。きっと毎年同じことを考えているんだろう。でも、冬至が過ぎてしまえば、日は徐々に長くなり、夏なんか朝4時にはすでに太陽は起きていて、夜は7時であってもまだ明るい。やっぱり自然の世界って不思議だよなーと、常々思う。地学を学べば単純な話ではあるけれども、そもそもとして何にもないところからこんなにも絶妙なプログラムをした自然の母は凄腕だ。

◆冬って寒いし、凍るし、大変なことは多いけど、なんとなく安心する部分もある。それが、さっきの日の長さの話でもあるんだけど、夏ってとにかく一日のうちの明るい時間が多いから、ちょっとばかりしんどくなることがある。どういうこと!?って思った夏好きに皆さんにはすみませんが、反論を覚悟の上で言わせてください。僕の勝手なイメージなんですけど、日の出ている時間は働いたり勉強したり何かを頑張る時間だっていう気がするんです。別に強制されているとかじゃなくて、日が出ているなら何か今のうちにやろう、みたいな。今でこそ電球があるものの、昔の夜は真っ暗だったので、そういう面で日中に出来ることは日中にやる、つまり日が出ている間は精一杯頑張ろうって思うんです。だから、朝もなるべく早起きしたりして太陽より先に起きるか、同時には起きようって決めてるんです。その場合、冬は朝の6時すぎとか、遅い時は7時すぎとかに太陽が昇ってくるので、5時半に起きたとしても余裕で太陽に勝てる訳です。でも夏って、頑張って4時に起きたとしても、その数分後に太陽が出てきたら、早起きした優越感が結構削られちゃうんです。だから、活動時間は長くなっても気持ち的にそこまで上がらないので、結果的に疲労が溜まってしまうのです。なんとなくわかってくれたら嬉しいなぁなんて思っていますが、きっとあまり共感されないかもしれないです。

◆だから、そういうことを踏まえ考えると、冬は少しだけ頑張っただけで、大きいものを得れたという優越感を覚えることができるのだ。どこかで前も言ったが、人間は想像以上に単純でピュアだから、すぐ錯覚して喜んでしまう。たとえ、本当はそんなに大したことをしていなくても、周りが自分を凄いように見せてくれたら嬉しくなるし、人によってはそこから気合いが入り出すこともあると思う。人間には何かしらの成功体験が必要だ。頑張ったら報われる。現実がそうであろとなかろうと、報われると思って生きた方が人生はきっと楽しいし、そう思って頑張った人の方が最終的には本当に報われる可能性が高いだろう。だからちょっと自分を勇気づけてみることも大事だ。

■そう思うと、冬至との別れが恋しくなる。

Σ

Pythonとジャスミンを創りました。好きな言葉は「知崇礼卑」です。