#1では、現代社会の食生活の欠陥と、それによって生じた断食の重要性について述べた。そして、今回はいよいよ「断食の実践編」に入る。#1の後半に、断食は一日16時間実行する必要があるということを紹介した。だが、それだけを聞くと「私には無理」と思う人が多いことだろう。そこで今回はより具体的に、どのようなプランで実行していくと良いのかを解説していく。



16時間断食は苦じゃない

一日は24時間。そのうちの16時間は約66%を占める。つまり、1日の3分の2である。ここで私たちが断食を頑張らなければならない時間のイメージはこのようなものだろう。(下図参照)

確かにこう言われると、「キツそうだな」と思ってしまう。
そこで、少し視点を変えてみよう。
あなたは1日に8時間睡眠を取ると仮定する。その場合、私たちが「意識して断食をする」時間は16-8=8時間となる。その場合のイメージはこのようなもになる。(下図参照)

*ここでの「断食をする」は「意識をして断食をする」と捉える

なんと、もとある断食時間の半分になってしまったのだ。これでもだいぶ時間は短縮されたが、それでもやはり8時間空腹に耐えるのは厳しいという人もいるだろう。
そこで、このように考えてみよう。寝る前と起きた後の4時間ずつに分ける。こうすれば、「起床ー食事間、食事ー就寝間」における意識して断食をする時間は4時間となる。4時間と言えば、もはや「本当に断食?」と疑いたくなるほどの時間になる。だが、これでも立派な断食であるのだ。

*ここでの「断食をする」は「意識をして断食をする」と捉える

どうだろうか。これで、かなり断食に対するハードルが下がったのではないだろうか。
何事も大事なのは細分化と具現化である。
困難な事に遭遇したときには、それをできるだけ細分化し、ひとつあたりの労力を最小にした上で少しずつ達成を積み重ね、最終的な困難に打ち勝つ。
では、具現化とは一体どのようなことだろうか。次のチャプターで考えていこう。



最強プラン 

断食に対するハードルが下がったところで 、「では具体的にどのようなプランで断食を行うべきか」を見ていこう。断食を睡眠を軸に分散させることが、初心者からでも苦なく断食を遂行させることが可能となる大きな鍵だろう。
今回は、生活スタイルのタイプ別に最強プランを提案する。ぜひ、自分の生活スタイルに合うプランを見つけていただきたい。
なお、初心者を含む多くの方におすすめである、最も手軽なプランは「プランA」であることをあらかじめお伝えしておく。

まずはプランAから。これは一番オーソドックスなプランである。
(なお、図における各項目の割合は視覚的理解優先のために実際の時間と割合が異なって表示されていることをご了承願います。*プランBも同様)
具体的な例はこのようになっている。
(例)22時就寝ー〔6時起床〕ー【4時間断食】ー〔10〜18時食事可能〕ー【4時間断食】ー22時就寝ー【8時間睡眠】(*繰り返し)
この形式に当てはめることで、起床時刻や食事時刻を変更して応用が可能となる。その際には睡眠時間を変えないことをお勧めするが、睡眠時間が6時間の場合は日中の断食時間を長くすることで調整していただきたい。場合によってはプランBの選択が効率的となる場合もある。

次にプランBをご紹介する。プランBはプランAと比較して、断食を長時間継続して行うこととなるため、少し大変なプランとなっている。しかし、仕事や学業の都合上で、やむを得ない場合には本プランを適用していただきたい。
具体的な例をご紹介する。
(例)24時就寝ー〔6時起床〕ー【12時間断食】ー〔6〜24時食事可能〕ー24時就寝ー【6時間睡眠】(*繰り返し)
プランAとの違いとしては、「睡眠時間が短くなる」「昼食を取らない」という特徴がある。1日1食に慣れていないという人にとっては、体調を崩す恐れがあるので、無理をしないようにしていただきたい。

プランA、Bと見てきたが、最後のプランは「あなたのオリジナル」だ。断食プランは千差万別である。ぜひ、プランA、B以外にもあなたのライフスタイルに適した適したプランを創作していただきたい。
守べきルールはただ一つ。「断食時間を16時間作ること」だ。



慣れるまで踏ん張ろう

前述のように睡眠時間を上手く利用して、断食のハードルをいくら下げようとは言えども、やはり今まで1日3食しっかりと摂っていた人が食事回数を減らして断食時間を作るというのは辛いものである。だが、どうかそこで諦めないでいただきたい。辛いのは最初の約3日だ。(*個人差あり)そこを超えれば、やがて体は空腹に慣れてくる。慣れた後に来るのは「効果」だ。徐々に断食の効果が体にみるみると現れてくる。最初の辛さを乗り越えてこそ得られる効果がある。ぜひ、諦めずに空腹を耐え、絶大な効果を手に入れよう。




参考文献/『空腹こそ最高のクスリ(アスコム出版、青木厚著)』
編集・デザイン/「〔特集〕今からでも遅くない断食」制作チーム
注意:JASMINEはこの記事に対する読者の行動の責任の一切を負いかねます。お体がご心配の場合はかかりつけ医、担当医とのご相談の上の判断をお願い致します。




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座右の銘は知崇礼卑。