こんにちは。(Ω-B48)です。今回は連載「突然電源が落ちた」シリーズの第2回目

「此即ちフェールセーフ」をお送りします。短くはなりますが区切りをよくする為に、

今回はフェールセーフという現象についてのみお伝えします。

前回は、重大なハードウェア障害をくい止めるために、意図的に電源を落としているという話までしました。ここから今回の本題です。

フェールセーフということ

フェールセーフの一例として、電気製品において回路がショートでかつ通電し続けると、火災に直結します。実際に、そういう事故は起きています。
発火したリチウムイオン電池が、典型的な例です。

製品が市場に出た後でメーカー責任の危険性が発覚した場合は、対象製品の回収、部品の交換等を行います。リコールです。

フェールセーフというのは、直訳すると”安全に失敗する”ということです。

形あるものすべて壊れるわけですが、その壊れ方の問題です.

壊れるたびに火を噴いてたら危なっかしくて使ってられないので、異常時には保護機能が安全にはたらくように、壊れたとしても安全に壊れるように、メーカーは製品を設計する義務を負います。

この前提を基にパソコンの電源断の話に入りますが、パソコンのフェールセーフ的挙動にあたるのが、この突然の電源断です。

電源が断たれてしまえば、もうそれ以上何も起きようがないので、確実に安全な状態にすることができます。だから、パソコンは特定のハードウェア障害の場合に、意図的に電源を落とすのです。

逆に、勝手に再起動するというのは、ハードウェアとしては動作し続けていることを意味します。(前回解説:再起動はソフトウェアによるものである。)

もしハードウェアに問題があって再起動したとすると、異常な状態で連続運転することになり、危険な状態になります。つまり、フェールセーフの考え方に反します。

再起動で復旧する可能性があるとすれば、ソフトウェアの問題です。従って、”OSは”不具合発生時に再起動することがあります。

電源断の分析に於いては、これらを混同しないことが肝要と思います。

投稿者

(Ω-B48)

週刊素馨エンジニアリング部
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